品川寺の1300年の歴史
品川寺は、大同年間(806年~810年)に開創された品川で最も古いお寺です。
町の人々は東に海を、西に肥沃(ひよく)な農地を有し、海の幸、野の幸にめぐまれ、人々は豊かな平和な生活をして来ました。
中世といわれた時代(1200年頃)からは、「港町」として栄え、江戸時代(1630年~)になると、東海道五十三次の第一番目の宿場町となり「旅人の町」として最も栄えました。
江戸時代末期には寺域が荒廃し、大梵鐘も海外に搬出されたこともございましたが、大正5年より復興計画をめぐらせ、昭和5年5月5日に大梵鐘がスイスのジュネーブより贈還されました。
これを期に、鐘楼(しょうろう)、会堂(かいどう)、客殿、拝殿(はいでん)、会館と建立され、今日に至っています。