品川寺大梵鐘「鐘供養」のご案内
品川寺大梵鐘は、徳川幕府第四代将軍 家綱公の命によって鋳造された名梵鐘ですが、長年にわたり行方不明となっていました。
品川寺第三十世住職 順海和上が梵鐘捜索を悲願とし、本尊水月観音に祈り、粘り強く探し続けたところ、奇跡的にスイス ジュネーブに存在していることを発見、交渉を重ね、一九三〇年五月五日、品川寺に返還されました。
太平洋戦争の折にも供出を免れ、品川寺の寺宝として護られてまいりました。
奇跡的に帰ってきた鐘、「鐘(金)かえる」として、また数々の困難をくぐりぬけた厄除けのご利益ありと、檀信徒のみならず多くの方々に愛されております。
毎年五月五日は鐘供養の日として法要を執り行っておりますが、本年は今までになかった形の法要として、「声明」を奉納いたします。声明は僧侶の発声のみで奏でる宗教音楽です。
当日は鐘を眺めながら境内でお茶が楽しめるようにご用意いたしております。
皆様のお参りお待ち致しております。
日時 五月五日 鐘供養〜声明法要〜 十三時〜
場所 品川寺鐘楼堂
柴灯大護摩・火渡り荒行 のお知らせ
9月の最終日曜日、柴灯(さいとう)大護摩、通称-大祭が毎年品川寺で行われます。
本年は9月25日(日曜日)にあたります。
この柴灯大護摩・火渡り荒行は古くから修験道(山伏)に伝わる秘法で、行者は各家各位の願種を祈念した護摩札を奉持し火の中に入り、「不動の三味」に往しつつ、信心各位の願いを祈るものです。
当山においては江戸時代より続く伝統的な行事です。
御祈願ご希望の方は品川寺薬師堂(会堂)にて受け付けております。
祈願護摩札志納金 一願につき 金三千円
特大大護摩札志納金 一願につき 金一万円
申し込み用紙をダウンロード、ご記入の上品川寺薬師堂(会堂)までお持ちください。
本年は例年同時開催の品川宿場まつりもコロナ禍を配慮し中止になりましたが、大祭は宗教行事のため、境内で粛々とおこなう予定です。
ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。